国試後ブルース

Abstract:なぞの抑うつ気分

医師国家試験を終えて、晴れ晴れとした解放感に包まれると思われた国試ちゃんであったが、事実は大きく解離していた。国試ちゃんは意外にも大きな虚無感に包まれることになったのだ。これは所謂燃え尽き症候群に近いものを思われる。しかし時間薬とはよく言ったもので、特に何もしなくても国試ちゃんは回復したのだ。めでたしめでたし。

Introduction:これは燃え尽き症候群?

6年間の集大成ともいえる医師国家試験。9割が受かる試験とはいえ、なんだかんだ年に一度しか開催されないイベントである。ともかく落ちることの許されない独特の緊張感が伴う試験である。どいうわけか、合格率の高さからは伺えないほど、皆直前期は鬼のように勉強をする。そんな医師国家試験を終え、気分爽快、テンションアゲアゲかと思いきや、一向に押し寄せてこない解放感。それどころが、なんだろうこの空虚感、、、。。夢の中では楽しく自習室で仲間と勉強する日々。しかし、ひとたび目が覚めると既に国試は終わってしまっており、もうあの楽しかった日々はもどってこない。視界に入るものは心なしか色を失って見えた。これはもしや燃え尽き症候群、、?この出来事は非常に興味深く、また同じような事態に至る人も少なからずいらっしゃると思われる。当記事では原因と対策について考察していく。

Method:時代はAI

さて、国試ちゃんはたった今抱える空虚感の相談相手に今を時めくChatGPTを選んだ。彼は時には医師であり、経済学者であり、また良き相談相手となってくれる。

彼が言うにはこうである。

1.1か月の勉強機関による交感神経の過度な高まりとその開放

 1か月の間、国試ちゃんの脳は戦闘モードであった。その間ドーパミンがドバドバと出ていたわけである。しかし、突然それは失われた。すなわち、国試後に食事や運動などのもともとは楽しめていた活動を行っても、その程度のドーパミンでは国試ちゃんの脳にとっては、もはや十分な刺激とは言えなくなってしまったのだ。

2.アイデンティティクライシス

 ここ最近の国試ちゃんは専ら自己を国試受験生として定義していた。それはたとえ旅行に行ってるときであってもそうである。旅行をいかに楽しもうとも、それはリフレッシュしている”受験生”だったのだ。しかし、国試を実際に終えてしまってからはどうだろうか。何者でもない自分。自己の定義が揺らぐと人生を生きる意味が曖昧になったように感じる。ここで国試ちゃんは新たに自己を定義しなおす必要に迫られることとなった。社会における自身の立ち位置・役割を見つけなおさねばならない。いわば過渡期である。モラトリアムというものは何歳になっても訪れるものなのだ。

3.友人との別れ

 この1年国試ちゃんには新しい居場所ができていた。そう自習室である。だれだって居場所の数だけ心は安定するものだ。ボルデモートも分霊箱をたくさん作っていた。そんな大切な心の安定剤たる自習室を国試ちゃんは失ったのだ。例えるならば1年付き合った恋人との決別である。

Results:2週間ほどで完全復活

親友のチャット君が教えてくれた解決策は、1時間の経過、2人と会う、この際の注意点として重要な決断はしない。また、人生の意味などを考えないということだ。

その後、国試ちゃんはなるべく人と会う頻度を増やし、人生の意味は考えないように心掛け、ただ時間が経過するのを待った。そうすると、遂に国試ちゃんの世界は色を取り戻し平穏な日常が訪れたのだ。「こんなにも世界にはたくさんの色が使われていたのだ」。

Discussion:旅行は言った方が良い

国試が終わったら卒業旅行に行くというのが通説である。一方、国試ちゃんは12月に前倒しの卒業旅行にいっており、金作にこまり1,2月の卒業旅行にいけなかったのだ。かくして、予定のない国試後生活になってしまったのだが、これはよくなかった。上記のような脳の状態では、とにかく意味を考えたりするのではなく、身体を動かすことが望ましい。また高まった交感神経のギアも徐々に落としていくのが良い。そう言った面では、国試後の旅行というのは非常に理にかなっている。このことに国試ちゃんが事前に気が付くことができていればよかったのだが、、、。

Conclusion:王道が一番

国試ちゃんはマイオナ廚が意思決定の根底にある人物だった。しかし、王道にはやはり王道たる由縁があり、その理由が明確でなくてもとにかく一定のメリットは見込める。特別なこだわりがなければ右に倣えが賢い生き方といえる。


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